12月27日(日) 門前仲町の富士見さんよりハゼ狙い出船しました。
2015年の釣り納めで今季ハゼシーズンのラスト釣行です。
多くの釣り客で出船前から賑わいました。
今回はお二人のお客様とご一緒致しました。
二人共東京ハゼ釣り研究会の名手SさんとKさんです。
当日の船の流れを予想して釣り座を確保。右舷トモよりを選びました。
3人でジャンケンの結果トモよりKさん、Sさん、私と釣り座を構えました。
7時半に出船。Kさんの竿はサンスイオリジナル沙魚小突11尺、
Sさんの竿は今年竿師正勇さんに特注した極太穂先の総布袋竹印籠継九尺です。
お二人共私のプロデュースした竿を準備していただきとても嬉しく
感謝致します。
私はと言えば当日の風予想から無難にSANSUI鯊十尺硬スペシャルで
いこうと考えていましたが操舵室のすぐそばに座っていたので
長竿の好きな斎藤船長に「十五尺でしょう!」と言われ
強風の中で長竿の扱い方を体験するのもいいと思い
斎藤船長のリクエストに応えて
SANSUI鯊十五尺硬スペシャルを準備しました。
道糸は今年の春から発売開始した
オリジナル鯊鱚中通し竿専用糸1.5号です。
視認性と糸サバキの良さを両立しました。
水門をくぐっていつものように竿を継いで準備しました。
一年ぶりに継いでみましたが…長いです。抱卵ハゼには最適ですが、
風の中上手く竿操作できるか練習です。
いよいよ実釣開始です。心配していた風は気になるほど吹いていません。
水深11Mからスタートして長竿の「しなり」を生かして
ゆったりとオモリを小突きハゼを誘います。
三流し目にアタリがあり僅かに竿先で聞き上げると
穂先が抑え込まれたのでアワセを入れて鈎掛かりさせます。
水深があるのとハゼの型が良いので4.5Mの長竿が満月に曲がり
ハゼの引きを思いっきり楽しみます。久しぶりに十五尺の長竿を振ってみましたが
ハゼに餌をくわえ直させる竿操作はとても楽にできます。
スタート直後からアタリは少なくこの時期ならではの鈎掛かりの悪さに
悩まされながら一匹一匹大事に釣っていきます。
釣り客が多いので竿が出せなかった斎藤船長もハゼを掛けられない私に
しびれをきらしたのか若手の北島船長に操船を任せて
トイレで釣り座を離れた私の長竿を握って釣りを見せてくれました。
またとないチャンスで私の竿で釣る船長の横で勉強をかねて見学です。
あいにくアタリの少ない時間帯でしたのでハゼは掛からなかったのですが
いろいろ解らない事など聞く事ができて私にとっては今季一番の収穫でした。
アタリが遠くなったので上げ潮が効いてくるまで東雲運河に移動しました。
こちらはアタリの数は増えるものの小型が多くなります。
そして上げ潮が効いてきた時間を見計らって再びお台場へ向かいます。
後半はアタリが増えるものの鈎掛かりは極端に悪く聞き上げると
アタリ自体が無くなってしまうお手上げ状態、
そんな中Kさんはバリバリハゼを掛けまくって
今までの不調を一気に挽回!
私は相変わらずポツリ…ポツリです。
でも釣れてくるのはお腹パンパンの良型です。
結局3人の釣果は最後まで安定した釣りを見せたSさんが54匹、
後半入れ喰いで猛烈な追い上げのKさんが52匹、
さすがはハゼ研の名手お二人です。日頃から競い合っているので
実力伯仲です。しかもSANSUIプロデュースの竿を使って!
あっ…私ですか?乗ってなかった事にしてもらっても…
…36匹でした。後半失速しました、ハゼ釣りは奥が深い事を改めて感じました。
こうして私の2015年ハゼ釣りシーズンは終わりました。
来シーズンも楽しみです。
尚、当店のオリジナルハゼ竿の在庫状況ですが、
1月3日現在SANSUI鯊九尺硬スペシャル、SANSUI鯊十一尺硬スペシャルの
在庫は各5本です。
2016年夏に新たに入荷の予定ですが、
2016年入荷分に関しましては価格が変更となりますので、
購入をご検討されているお客様は、お早めがオススメです。
ハゼ釣りにスポットをあてた江戸前伝統釣法の特集ページもコチラからご覧になれます。
オリジナルハゼ用品も多数紹介しています。ご一読下さい。
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