12月14日(日) 門前仲町の富士見さんよりハゼを狙い出船しました。

2~3日前から深川周りの水深10Mの釣り場を攻めているようなので「いよいよ来たな」という感じで
出かけました。深川周りの水深10Mとはお台場のレインボーブリッジ周辺の事です。

船宿で船長から最近の状況を聞くと2週間前までは全く魚の気配がなかったお台場周辺で釣れだしたとの事です。
私も2年前このチャンスに遭遇しました。釣れるハゼが良型できれいな魚体だった事、釣り方がテクニカルで
アタリがあるのにハゼを掛けられず釣りとしてはとても面白かった事を覚えています。
釣る前からワクワクしてきました。鈎の大きさや餌の付け方等キモとなる部分を船長に聞いて
準備に入りました。釣り場は航程10分のすぐそこです。

私の選んだ竿はサンスイオリジナル鯊十五尺硬スペシャルです。この竿を選んだのは理由があります。

シーズン終盤のお台場周辺の抱卵ハゼは餌の喰い方が変わるようで一昨年何度か竿の種類を替えて釣ってみた
結果解ってきたことです。現在のサンスイオリジナルカーボン鯊竿の中ではこの釣り方に適しているのは
十五尺硬スペシャルと小突一三尺の2機種です。当日は風がなかったので長竿を継ぎましたが
風の強い日には釣りづらいのでこのスレた抱卵ハゼ用に長竿のアル特徴を組み入れて開発した竿
サンスイオリジナル鯊十尺硬スペシャルを実は今年発売する予定でした…が
サンプルまでできていながら工場の生産ラインの都合から今季の発売はできませんでした。
来季は必ず発売しますので是非ご覧になって下さい。
また今回の釣行では道糸の実釣テストも兼ねています。
私が絶対の信頼をおいている黒のRJ、糸のサバキは抜群です。
しかし黒い糸は周囲の風景に溶け込んでしまい見えづらいのが唯一の欠点でした。
今開発中のこの糸は伸び、視認性共にRJを上回りそうです。
実釣テストでサバキ具合を確認する予定です。


写真でもわかる通り視認性は抜群です。
さていよいよ実釣です。餌を大きく付けて第一投、静かに小突いていると直ぐアタリがあります。
つかさずアワセを入れますが空振りに終わります。何度やっても掛かりません。私の隣では登藤船長が開始早々から
入れ喰いです。私も懸命に後を追うべく頑張りますがアタリの割合に対して魚のフッキング率が上がりません。
魚は良型揃いです。


一昨年の釣り方が通用しないのでアタリを送り込んで喰わせてからアワセているので釣果が伸びません。
快調を続ける登藤船長に釣り方を聞いてみました。やはり私の釣り方は遅いとの事です。
私が当初考えていた釣り方で入れ喰いになっているそうです。
やっと私も気がつきました。私の竿操作が荒いのです。センチ単位の竿操作が求められる釣りです。
その後一時間程かけて釣り方が徐々に身につき釣果も伸びてきました。

開発中の道糸はとても良好な手応えでした。
まずは視認性が良いです、道糸がよく見えることにより竿先の動きが確認しやすく結果として
今回の釣り方のようにセンチ単位の竿操作がやりやすくなります。
もう一つの要点、糸のサバキ具合ですが全く問題がありませんでした。
11Mの水深でもトラブルなく愛用の黒RJよりもむしろ良いかなと思える程です。
実釣テスト自体を忘れてしまうぐらい良好な出来でした。
後数回実釣テストを行い問題がなければオリジナル鯊道糸 中通し竿専用として
発売しますので楽しみにしていて下さい。
さて沖上がりの14時まで良型鯊と遊んだと言うか遊ばれた結果です。

船中の釣果は33匹~151匹でした。私の釣果は111匹です。登藤船長が竿頭です。
私は周回遅れの車のように差をつけられましたが次回はなんとかこの釣り場の魚を攻略したいと思いました。
皆さんも繊細な鯊釣りに是非挑戦して下さい。
船から見えるお台場周辺の風景もなかなかいいですよ。


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*他にもオリジナルハゼ中通し竿、多種類ございます。

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