2日目、8月4日
この日は、Nさん、Yさん3名で外浦の沖磯、上大沢へ向かいます。
日本海に鎌首をもたげたような能登半島は、
富山湾に面した側を「内浦」と言い、その反対側を「外浦」と呼びます。
外浦は荒々しい海岸線が続き、多くの磯が点在しています。
この上大沢一帯もその一つで、外浦ではおそらく唯一ホースヘッドの付いた船が渡船をしてくれます。
Nさんと2人で上がったのは刑部岩(ぎょうぶいわ)。上大沢の一級磯です。
刑部岩から撮った他の磯です。
沖に向かい前下がりになっています。
これは真冬の時期の北西風、つまりこの一帯では真沖からの風・波で浸食されたものと思われ、
上大沢の磯ほとんどが沖に向かい前下がりになっています。
そして外浦全般に言えるのが、フグの多さ。
特に夏時期には、
「ハリス50m、鈎10袋、ネリックス10箱を使い切ってクロダイ1枚」
と言われるくらい、過酷な釣りなのでアリマス。
そんなフグに真っ向勝負を挑もうと、大量のネリエサや鈎を持ち込みましたが…、
…はて?
さほどフグがいません。更にコマセが効きだすと、
大量のサヨリに包囲されました。しかも大型です。
またしても…はて? なのであります。
この夏時期にエンピツサイズのサヨリがエサ取りになっても、大型のサヨリに包囲された事はアリマセン。
Nさんがず~っと「今年は変だ、今年は変だ。」
と言っていましたがその通り。
状況は中途半端。オキアミは残ったり、獲られなかったり。
ウキ下竿2本の深ダナで渋~~いアタリで口太メジナが釣れたり、
試しにネリエサを使ってみても、その場にいる少しのフグが食ってきたりと…。
結局目ぼしい釣果は、日本海側では珍しい尾長メジナ(22~23cmくらい)が釣れたくらい。
別磯に一人上がったYさんも、30㎝を切るクロダイとマダイを2匹づつと、
貧果に終わった2日目でした。
最終日に続く。。。