四国中泊の巨グレ釣り

念願の四国西南部に巨グレ狙いで中泊に行って来ました!!

東京からだと物凄く遠く時間がかかるイメージでしたが実際行ってみると非常に近くびっくり。

今回知人が松山にいるのと山元隆史さんが事細かく段取りをして頂き釣行をスムーズに行う事ができました。業界冥利に尽きます。

さてさて釣行はというと…

今回釣行した中泊地区の全体図



●1日目夕釣り(横島ノコギリの鼻)

13:00に港を出発した船は20分くらいかけポイントに向かう。エンジン音が静かになり目の前には突き出た潮通しの良い磯が見える。ポーターの和泉さんに最初に名前を呼ばれる。内田さんここ行きますよ!ここどこですか?ノコの鼻ですよ!

しょっぱなから超一級磯!テンションが一気に上がる!!しかし磯に降り立つと名前の通り切り立ち物凄く足場が悪い。先端にも出れるのだが難所を1つ越えなければならなく年寄り連中は断念しチャカ場と裏に分かれて釣りをすることに。

 

私はチャカ場裏に場所を構えコマセを撒いているとメジナらしき魚影を発見。更にコマセるとはっきりとメジナの魚影を確認したが目指すサイズには程遠い大きさ。セオリー通り潮ヨレに仕掛けを入れるとすぐさまアタリが……小気味よい引きで上がってきたのは30後半のクチブトメジナ。

立て続けにもう一匹を追加したが潮止まりが近くアタリが遠退いたのでチャカ場の様子を見に行くと釣友のコマセに40後半のメジナを発見。ずうずうしくも隣に入れて頂いたがコマセを撒き続けるとメジナはどこかへ行きイスズミだけに。

残り時間があと2時間を迎えたときとてつもないアタリが……

何度も糸を出され堪え忍ぶもしや……

でもちょっと寄り方が違う。でもメタボメジナだから……などなど…

ようやく浮いてきたのはなんとメタボなアオブダイ(泣)タモ入れも一苦労(汗)



推定3キロオーバー(笑)

このあとゴールデンタイムをむかえるがアタリなく初日終了。唯一の尾長は釣友の40センチ一匹のみ。明日こそは……

●2日目朝釣り(横島コケの西)

朝5時に港を出た船はまた昨日行った横島へ向かう。今日磯へ降りたのは超一級磯コケの西。ノコギリとの水道があり早い潮が抜けていて良い感じの磯。

   

水道は潮が速すぎるので先端で2名とチャカ場で釣り開始。先端は竿1本先までハエ根が出ているので魚を掛けても一苦労な場所だ。ここ数日イサキの入れ食いだそうで右からの引かれ潮との合流点を2人がやっているとバンバン当たってくる。真剣に皆でやったら何匹釣れるのだろう??いやいや私は巨グレを釣りに来たんだ~と引かれ潮のかなり手前のヘチ釣りに専念するが釣れたのはサンノジのみ(泣)あっという間に納竿の12:15。



この日唯一の口太メジナ38cm。

●2日目夕釣り(横島本源氏)

12:30に帰港した船は夕釣りのお客さんを乗せて再度磯へ向かう。今回お世話頂いた山元隆史さんが同行して頂く予定でしたが私用で来られなくなったそうで変わりと言ってはとポーターの和泉さんが一緒に竿を出してくれる事に!!この方よく聞けばマスターズ全国大会へ行った事もある超絶釣りが上手くそして中泊を知り尽くしているとの事。名人の釣りをじっくり拝見しよう。

 

今回は2人づつに分かれて渡礁。私と和泉さんは夕釣り尾長の好ポイント本源氏!!

風が強いせいか磯際は波が立ちサラシがでやすくなっている。ホームではこのサラシ場が絶好のポイントだがこちらはどうなのだろうか?磯際べったりじゃないと巨グレは喰わないのか?ちょい沖の潮筋やヨレに巨グレはでていくのか?タナはどの辺まで入れ込むのか?などなど渡礁早々質問攻めに!!

で聞いた事をイメージして釣り開始。ゆっくり潮は左に流れている。この後16:00から潮変わりで右に行くようになり右下のハエ根の際でデカイのが釣れますよ。とのことで右側に釣り場を取らせてもらう。コマセを撒いても魚が目視できないのでウキ下を1本半で足元をやっててるアタリが…ん~竿を叩きます~  サンノジ(泣)

しばらくアタリもなく16:00をむかえ潮がゆっくり右に流れ始めた頃ドンという強烈なアタリーー

右のハエ根際を猛烈なう勢いで突っ走る!!

止まって巻いてまた突っ込む!!

巨グレか~~  



あ~アオブ――(泣)推定5キロ

デカイですがね~と和泉さんも苦笑い。

気を取り直して再度投入するとまたアタリが~~

同じように右のハエ根に突っ込む。またやつじゃない?

いや巨グレ?

突っ込みをかわす!

やっぱりやつですよ?

いや巨グレ?

海面に浮いてきた!!!



やっぱり~~アオブ――(泣)(泣)



残り時間あと30分。とその時また強烈なアタリが…

今度は左へ走る!

しかし突っ込む感じがない。

絶対やつだ!

間違いなくやつだ!!



確信の~~アオブ――(泣)(泣)

いったいこいつはどんだけいるんだ~

これにて2日目終了(泣)明日はいよいよ最終日。ドラマは訪れるのか??

●3日目浅釣り(横島コケのセトウチ)

さあ最終日、朝5時に港を出た船はまた横島へ向かう。今日磯へ降りたのはまたまた一級磯コケのセトウチ。コケとの水道があり潮通しがよく良い感じの磯。

 

左から沖に水道を出る潮と右からの引かれ潮でヨレをセオリー通りに攻めると一発目からアタリが…イサキ!!潮筋にはイサキだらけのようでグレは居ない。目視できないが磯際を深く入れて尾長グレのアタリを待つ事に。しかしエサ取りばかりで本命のアタリは全くない。心が折れそうになるのでそんなときは潮目釣法でイサキを釣る。しかし掛かった瞬間に猛烈なアタリが…サメがいるようで(泣)結局何のドラマがないまま12:15納竿を迎える。あーあと半日。

●3日目夕釣り(横島インキョ)

ようやく地元の釣友が合流。何年振りかの八丈島以来の釣行である。日曜日の夕釣りはお客さんが少ないのでポーターの和泉さんが最後なのでどこか行きたい磯はありますか?と素敵なお言葉を掛けて頂いた。夕釣りの巨グレは源氏でしょうと勝手に思っていたので源氏でお願いします!!とリクエスト。磯に着くともう一つの船エヒメ丸がいて内田さんジャンケンですと和泉さんに言われた。これが噂の磯取りジャンケンか~舳先に立ちジャンケンぽんあっ私負け(泣)すーっと船が下がる。この下がり方がなんとも言えず悲しい。我々が降りたったのはコケ寄りのインキョ。先日オーナーの番組で山元八郎さんが釣りをしていた場所だ。

  

インキョより源氏を見る。

 

コケ向きに釣友が釣り座をとる。

良い感じで右から左沖に潮が動いている。釣友はイサキ狙いで潮の中をタナプロツーシンカ-で流していくがぽつぽつとしかイサキがあたらない。私はあくまでもメジナ狙いなので潮は無視して磯際狙い。しかしエサ取りにエサを抜かれるだけでアタリを引けない。

昨日同様16時頃から潮が逆になるはず。ここは潮変わりまで我慢我慢。アタリを引けないまま16時の潮変わりを迎える。不思議な事に潮変わりになった途端強いアタリが…ほどほど引いたが上がってきたのはサンノジ。と隣で糸を弾かれるアタリが……何だ何だ……慎重にやり取りしている。おっメジナだ!!40cm満たないが久しぶりにメジナを見た。

 

地元の面目を保ちましたよ~と笑顔の釣友!!

と私にも待望のアタリが~~んーやつだ!さすがに最初の走りでわかるように(汗)

 

強めのやり取りで一気によせる。

やっぱり~



今回の3日間で5匹釣り上げた~(汗)

どんだけ居るんだア・オ・ブ・ダ・イ

ということで納竿を迎え結局大きい魚はアオブダイのみ(泣)尾長釣りにはよくある光景だがやっぱり釣れないと堪える!!

まだまだこんな尾長場がたくさんある四国西南部。次はどこに行こう!?

 

その時は是非山元隆史さんと一緒に竿を出したいものです!!



―――――今回お世話になった渡船―――――

ながはま渡船 0895-82-1071

  



ポーターの和泉さん。釣りはプロ級だが船の仕切りや面倒もプロ級!!この人にお願いしておけば中泊の釣りが楽しめる!!

――――今回使用した現地エサ屋さん――――

釣一心  0895-73-0019



港までエサの配達もしてくれるエサ屋さん。

―――――今回のタックル―――――

ロッド:ダイワトーナメント2-50SMT

リール:ダイワトーナメントSH3000LBD

 

山元隆史さん監修。四国西南部専用設計。バットのリールシートまで曲がる全身バネのような竿。

ライン:サンライン ブラックマークX 3号

ハリス:サンライン ブラックストリーム 2.5・2.75・3号

ハ リ:ダイワキープ6.7.8号

ウ キ山元工房 プロ山元ウキW合金Sサイズ0.G2 タナプロ セット4B

天狗ウキ 28Φ 0.1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.12

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