茅ケ崎の壁

…屈辱(涙)

2月19日の事でアリマス(涙)。

渡船サービス券(↓これね。)が10枚貯まり、



渡船代がサービスになったため1人での茅ヶ崎釣行。

ベタ凪の茅ケ崎。こんな時はメジナは期待薄。

たまにはクロダイやりますか?…と、軽い感じで船に乗り込んだのでアリマシタ。



まだ上がった事がない磯に行こうと思い、ここ最近好調なカラス島を選択。

…が、満潮と重なり時々カラス島の大半が波に洗われる。

ビビりなオイラ。とりあえずは沖の大島に上がって様子見。



この沖の大島も雰囲気は悪くはない。でも無反応。(食わせられなかっただけか?)

予定通り9時の磯替えでカラス島へ3名で磯替え。

…これが悪夢の始まりだった(涙)

開始早々1人の方がクロダイを釣り上げる。

「おっ、やっぱいるじゃん!じゃあすぐに釣れるな♫」と、期待が高まるが…。

ここでちょっと言い訳。

初めて上がった磯、さらにニゴリもあったので水深や根の位置ハエ根の形状が全く分からず戸惑っていました。

オイラが根掛かりやウキ下の調整などをしている間に、

ブォ―――ン!

ブォ――――ン!!

ブォ―――――ン!!!


強烈な合せ音と共にもう一人の方(カラス名人)がクロダイ連発。

…焦る。

食わせられない惨めなオイラを哀れに思って下さったのか、

このカラス名人の方がウキ下、仕掛け、オモリの位置などを丁寧に教えて下さる。(オイラと違って凄くいい人♡)

そして同じような仕掛けを作り、同じように流すも一向に食わせられない。

さらには「ここから流しなよ~。」とポイントまで譲って頂くが、それでもダメ。

その上「ちょっと、そこやっていい?そこもいいとこなんだよね。」と、

オイラが散々攻めて食わせられなかったポイントで、何事もなかったかの様に食わせてしまう。

これには言葉を失う。グウの音も出ない(涙)。そしてそのままタイムアップ。

結果、

カラス名人    6枚

もう一人の方   1枚

オイラ       0枚


屈辱のボーズ。完膚なきまでに叩きのめされました(涙)


誰が言ったか知らないが、

「名人殺すにゃ刃物はいらぬ、先に3匹釣ればいい。」

名人ではないオイラでも、この言葉がよ~~~く身に染みた1日でした(涙)

この日のショックは去年この茅ヶ崎で丸ボーズを食らった時の比じゃない。

やっぱ、じいちゃんの命日に釣りをしてたから罰が当ったのか?

…で、それからしばらく(?)は釣りに行く気力が起こりませんでしたが、

3月に入ると水温も13℃を切るようになり、エサ取りも少なくという情報も入ってきた。

3月9日、前回の悪夢を晴らすべく再度1人で出撃。(メジナ狙いだけど)

今シーズン相性のいい烏帽子本島へ上がろうかと思うも、

噂によるとオイラが12月、1月、2月と爆釣したポイントは、

いつの間にか烏帽子本島で一番良い釣り座になったらしく、そこへ入るのが難しくなったらしい…。


今まで誰も竿を出さなかった様な所が1級の釣り座に格上げになった事は、

オイラのポイントを見る目が間違っていなかったという事ですな。

(↑誰も褒めてくれないから自分で褒めとこwww)

そんな訳で今回はウ島。



(注:ここから次の写真までさらに長文になります。ご了承くださいm(__)m)

サヨリ狙いの人と2人で上がる。

オイラの中で3月4月のウ島は鉄板磯なのだ。

4年前自己記録を更新したのもこのウ島。その時と同じ場所で竿を出す。

オイラの予想では、食ってくるのは早くても11時以降。

何度も言っているように、ここの魚は重役出勤が多い。以前ここでデカいメジナを釣った時もそう。

なのでそれまではじっくり構える。

6時40分、第1投。ウキ下は2ヒロ半。エサが残る。

3投連続でエサが残ったのでウキ下を3ヒロに深くする。

それからしばらくするとエサが取られ始めた。

この日は曇っていて開始直後はよく分からなかったけど、

エサ取りの正体は、茅ヶ崎名物ピラニアの様に獰猛なスズメダイ。

「おっ、エサ取りが出てきたな。ちょっと魚の活性が上がってきたか?」なぁ~んて、

ピラニアスズメが見えていないから前向きなオイラ。見えてたら間違いなく凹んでたはず(笑)。

ちょうどその時、沖からいい感じでウネリが入る。

そのいい感じのウネリが、いい感じの潮目を作り出し、いい感じで仕掛を吸い込んで行く。

いつもなら間違いなく身構える雰囲気が漂ってるけど、その気になれないオイラがいる。

だって茅ケ崎の朝一だもん(笑)。

「食いそうだ!」<<<<<「食うわけないじゃん!」
って感じ。

正直ほとんど期待してない(笑)。

そうこうしているうちに、更に仕掛けが吸い込まれウキが見えなくなった。

念のため軽く糸を張って聞いてみる。竿先がお辞儀をするけど、生命反応は感じられない。

「ん?地球釣ったか?深く入れ過ぎか?」

念のため今度はちょっと力を入れ、竿を2番まで曲げてみる。

ゴン!!!エッ?食ってる!?

まさか食ってくるとは思っていなかったから、ちょっと焦る。

竿を立ててみると、ちょっと重い。

「なんか食った。多分メジナっぽいけど。でも40cmはないだろうなぁ。」

と思っていたけど、やたら下へ突っ込む。

「しつこいヤツだな!」と思いながらも時間を掛けじっくり浮かせる。ようやく浮いた!

浮いた瞬間「おっ、思ったよりデカイじゃん。42~43cmはあるかな?」と、思いながら無事にタモ入れ成功。

すると隣の大平(おおだいら)で一部始終を見ていた方から

「それ2kgはあるんじゃないですか?」と言われる。

そうかな?と思ってよくよく眺めてみると、確かに思った以上にデカイ感じがする。



下にメジャーを置いて長さを測ってみると48.5cm。

…自己記録更新じゃね?



エッ?マジで?はっは~!!ヤリ~~ィ!!!

時計を見るとまだ7時前。

思いっきり読みは外れたけど(笑)、釣れたから気にしない♪

この1枚ですっげー精神的に余裕ができた!

思いがけない釣果に12時での早上がりを即決!(だって昼から雨予報だったんだもん。)

あまりの嬉しさに、9時の見回りの船で帰ろうかとも思ってしまった!(睡眠不足で結構眠かったし)

さあ昼までどうする?

コマセの撒く配分も気にしなくてよくなったから、ピラニアスズメに真っ向勝負!

今度は沖に4~5杯のマキエを打ちピラニアスズメを集め、足元に少しだけマキエを入れそこを集中的に狙う。

やはり水温が低いせいか、ピラニアスズメの動きも鈍い。

これをやり続けていると、時々エサが残る事がある。

期待が高まった直後、2枚目ヒット!



35cmクラス。

さらにこの直後、手のひらサイズも1枚追加。

ここで少し休憩。ハリスを交換し、ウキ下も調整し直す。

暖めていたポイントを攻めるための入念な下準備。

狙いを定めたポイントへの2投目。思い通りにウキが消し込み、ゴン!

乗った!もうこれだけで満足っす(笑)

1匹目の時もそうだったけど、

この日のオイラの思考回路には何故か「食ってくる奴はデカくない。」とインプットされていたようで、

乗った直後はこの魚もデカイとは微塵も思っていない。

そんな事を知ってか知らずか(て言うか知る訳ねーよなw)、

この魚は合せを食らった直後に【不意の横っ走り&穴突っ込み】の合わせ技をカウンターで繰り出す(笑)!

それをまともに食らってしまったオイラ。一気に慌てふためいてしまう(笑)

すっげーヤバい所に突っ込まれかけ、1匹目以上にヒヤヒヤしながら取り込んだのがこの人!



長さは測り忘れたけど、重さは1.2kg!(枠が40cmなので多分40あるなしサイズ)

思い通りに食わせた1匹なので、満足感はさっきの魚より大きい!

時計を見ると11時をちょっと過ぎたところ。早いけど片付けにかかる。

この日の主役たち。



予定通り12時で早上がり。

意気揚々と磯屋さんへ凱旋&検量。

「さあて何cmあるかな?」とワクワクしながら検量台に置いて測ってみると…?

…エッ?

……ウソ??

………マジで???


47.0cmしかないんだけど…。

何回測っても同じ。

決して47.0cmの目盛を超える事がない(涙・涙・涙)


磯の上で測った48.5cmって何だったんだ?????

一気に脱力感に襲われる(涙)

でも重量は2.1kgと今までより400gも更新。

半島周りのメジナでは初めての2kgオーバー。これを目標にしてる方も多い。

今回は2kgオーバーを釣ったから良しとしなきゃ。

そう思わないとまた天罰が下るぞ(笑)。

茅ヶ崎では実に3枚目の47cm。

どうやらオイラにとって、47cmってのが茅ケ崎の壁ですな。(石廊崎だと40cm)

ゴーマル越えをするまで(しても?)茅ヶ崎通いは続くんでしょうな。

でも、せっかく貯めた茅ヶ崎貯金を使っちゃったから、

しばらくは貯金生活を強いられるでしょう(涙)

(バラシ、ボーズ、早上がり、ウキを失くす、カラスに弁当食われる、竿を折る、リール水没…etc)

〈47cmを釣った時の使用タックル〉

ロッド   ツインパルサー 1 485/520SZ 

リール   05BB-XテクニウムC3000D

道糸    T/zサスペンド磯2.5号

ハリス   ディテールハリス 2.5号 2ヒロ

ハリ    競技くわせ 6号 

ウキ    グレキラーSS 0 ピンク

エサ・渡船斡旋

磯屋

たつみ釣具店



       

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