大阪湾 南港ヘチ、落とし込み釣り釣行

日頃よりサンスイをご利用いただきありがとうございます。

海釣り館、安川です。

 

今回は、大阪南港で開催された『第19回黒鯛落とし込みクラブ対抗選手権大会』に参加をしてきました。

 

今大会前には、大阪北部地震、西日本豪雨の災害が発生し、大会開催も危ぶまれましたが予定通り行われました。

被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。また、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

7月14日(土)大会当日に大阪入りし、集合場所の堺出島漁港で仲間たちと合流。

会場には全国各地から、続々と黒鯛師の方々が集まってきています。

 

参加のクラブ数は29チーム、参加者数は252名。

落とし込み釣りでは、最大級の大会です。

大会場所は大阪湾南港の【新波止】【関電】【セル石】【宇部】エリア。

 

競技方法は団体戦と個人戦の2種があり、

団体戦はクラブ内上位5名の各クロダイ1匹長寸の合計。

個人戦は各個人のクロダイ2枚の長寸計で争われます。

▲AM11:30各釣り場行きの船に分かれて乗船開始。

 

私も含めチーム員のほとんどは、前日の試し釣りで感触が良かった、新波止に行くことにしました。

▲釣り場を目指して出発です!

 

航程約20分ほどで新波止に到着。

▲潮位が低く舳先にある階段でも届かない為、赤灯寄りの階段から渡堤することに。

 

▲新波止は、南港エリアで最も沖に位置する『くの字』状の防波堤。

 

赤灯から真ん中まで約750メートル、真ん中から白灯まで約700メートルあります。

外側はスリットケーソン、内側は垂直ケーソンになっており、水深は7~8メートルくらい。

水面までの高さがとても高く、大潮の干潮時は6メートルのタモの柄でも取り込みが困難になります。

私は、7メートルのタモの柄を用意しました。

 

PM12:30競技スタート!

各選手が思い思いのポイントへ移動します。

▲新波止には100名以上の選手が降りましたが、広い釣り場の為、混雑感は少なめです。

 

私はまず、マスの底に開いている穴を狙う事に。

マスの中は水深2メートルくらいで、底に赤い線で示したような細長い穴が開いています。

▲この穴の中は魚の付きは良いのですが、下面まで抜けているので魚を掛けても糸は出せません。

 

競技開始後、早くも数名の選手が魚を取り込んでいます。

同じチーム員のS様も内側で良型のクロダイをキャッチ!

それを見て私も、内側のポイントへと狙いを変えます。

▲この時点では、内側を釣っている選手は少なくチャンスだったのですが・・・

 

しばらく周辺を探ったあと、仕掛けを上げてみるとガン玉にクロダイの歯型が残っていました。

▲ガン玉にくっきりと歯形が・・・よくある事ですが、大会時ですとショックが大きいです。

 

その後は、延々とアタリが無い時間が続き、「このままボウズか?」と焦り始めます。

しかし、これから夕方の時間帯は必ず魚の食いが立つ時がありますので、アタリに集中し探り続けます。

 

PM16:30エサが着底したあと「コツっ」とアタリ、魚がヒット!

しかし、引きが弱いので他の人も釣っていたヘダイかも?

と思いましたが、上がってきたのはクロダイ!

▲キーパーの30センチあるか心配になりそうな小型でしたが、ボウズ脱出で内心ホッとしました。

 

魚をストリンガーに掛け、釣りを再開。

潮が上げてきて、風が当たっているスリット面がザワつきはじめました。

そこで、ポイントを表側のスリットの『柱の間』狙いに絞ることに。

▲スリットの中にエサや糸が吸い込まれ過ぎないよう、波や風のタイミングをみてエサを落とします。

 

人が少ないスペースを探しながら釣り歩いていると、ヒラを打つクロダイらしき魚影を発見!

その場所に仕掛けを落とすと、糸フケが「スッ」と引き込むアタリ!

フッキングも決まり、魚が勢いよく走り出しスリットの中に逃げ込もうとしますが、糸を出さず竿でタメます。

すると魚は反転したので沖で浮かし、そのままタモに取り込めました。

▲競技終了5分前でなんとか2枚をそろえ、個人戦のリミットメイク成功!

 

そして、PM17:30競技終了。

▲検量場所に続々と魚が持ち込まれます。

 

私の検量結果は、39センチと34センチと小型2枚に終わりました。

一方、他のチーム員達は、40~47センチの良型が釣れていて、団体戦では上位に行けそうです。

▲全員の検量が終わり帰港。その後、表彰式と懇親会がある会場へと移動します。

 

懇親会では、大会関係者様の挨拶や、抽選会、地元大阪の方のコントなどで盛り上がり、いよいよ結果発表。

結果は・・・チーム戦2位でした。残念!

優勝は、南港がホームのチーム様でした。

14.6センチの差をつけられ、さすが地元勢は強かったです。

全体では、151枚の釣果が出たとの事。

やっぱり、大阪湾は良く釣れます!

 

表彰式も終わり、無事に大会が終了。

選手の皆様、大会役員の方々、渡船関係の方々、酷暑の中大変お疲れ様でした。

今回も、楽しく参加することができました。

ありがとうございました!

 

7月15日(日)

はるばる『チヌの海』大阪湾まで来たのですからチームの仲間たちと、翌日も南港新波止へ釣行することに。

 

AM11:00の船で出発。

新波止に向かう途中の釣り場では、釣り人の皆様が様々な釣りを楽しんでいるのを見ることが出来ました。

▲【宇部】 寝ウキを使用した『紀州釣り』をしていました。

 

▲【セル石】 半円状のケーソンのオーバーハングにエサを滑り込ませる『スライダー釣法』発祥の地です。

 

▲【バラ石】 『前打ち釣り』で狙うテトラポット帯が続きます。

 

各釣り場を経由して、【新波止】に到着。

▲昨日と違い、人影はまばらです。

 

さっそく釣り開始!

今日は、プレッシャーも少なく浅いマスの中でもよくアタリます。

仲間たちも次々と竿を曲げて楽しんでいます。

 

▲今日も暑い!

アタリが多いので釣りを続けたいのですが、熱中症にならないよう休憩をしながら釣りをしました。

 

▲少し風が出てきてマスの中は波気があった為、ガン玉『4B』で対応。エサは『カラス貝1枚掛け』で釣りました。

 

▲今日の釣果は8枚。50センチオーバーも出て『チヌの海』を堪能!

 

▲PM18:30 きれいな夕暮れの中、釣り場を後にしました。

 

▲今回お世話になりました、堺出島漁港『夢フィッシング』様

ありがとうございました!

 

【使用タックル】

竿:がまかつ  ヘチさぐり300

リール:シマノ  リンユウサイ88スペシャル

道糸:サンヨーナイロン スーパーGTーR イエロー8LB

ハリス:クレハ グランドマックスFX 2号

ハリ:がまかつ 海津 14号他

 

【今回のオススメ商品】

スリットケーソンやパイプ堤、テトラなど、クロダイが好む複雑な形状のポイントを攻めるときは、この『バリューシリーズ』が便利です。

シリコン状の材質でハリにしっかり固定でき、簡単にはズレたり外れたりしません。

その為、障害物周りをタイトに狙えアタリも増えます。

また、手返し良く釣りができチャンスタイムを逃しません!

 

ボートクロダイなどのキャスティングの釣りでは、あえて壁にぶつけて際に落とすことも可能です。

 

また、最近注目をされているルアースタイルの落とし込み釣り『ガンクロ(湾岸クロダイ)』にも使用できます。

 

もちろん保存も効きますので、タックルバックに常備しておいて、予備エサとしても重宝します。

 

是非、お試しください!

 

サンスイWEB SHOPでもご購入いただけます。

 

東京湾も今期はクロダイが絶好調です!

皆様も、熱中症に気をつけて、ヘチ、落とし込み釣りを楽しんでください!

海釣り館では、ヘチ、落とし込み用品を各種取り揃え、皆様のご来店をお待ちしております!

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